ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

今年も終わり

31日です。大晦日です。こちらではノエルが終わると一年終了!な雰囲気が漂ってしまうようですが、やはり日本人なので、大晦日こそが一年の締めくくりだと思いたい。着物を着ないで新年を迎えるのは生まれて初めてのことで、なんだか妙に緊張する。洋服で年…

A Priori The

で、今日はサロン・ド・テ「ア・プリオリ・テ」*1がかなり美味しかった。あたしが通っていた学校のすぐ近くだったので気になっていたお店なんだけど、何かいつも通りすがりだったのだ。そんなお店にようやく入店。 あたしはお腹がすいていなかったのでご飯は…

久々のPho

昨日は夕方から外出。18時半にNの家に行き、20時にJ、F、Fと合流してTolbiacとPorte d'Ivryの間にあるお店*1にフォー(ベトナム麺)を食べに行く。初めて行くお店で、美味しかったけどちょっと塩辛かった。昨日の夜沢山食べたので今日は全然入らない。消化の…

死は希望か絶望か

芸術は長く、生命は短いというが、長いのは生命だけで、芸術は短い。 芸術の息吹きが神々の域にまで高められるにしても、それは我々にとって束の間の恩恵に過ぎないのだから。 ・・・ベートーヴェン『音楽ノート』 家でベートーヴェンを聴くたびに思い出され…

ジロデ展評

ルーヴル美術館で9月22日より始まっていた(2006年1月2日まで)「Girodet 1787-1824」展に行ってきました。比較的マイナーな作家なので(研究してる人、ごめんなさい)、こんな大規模な回顧展があるとは思いませんでした。びっくり。生誕○周年でも没後○周年…

ZOO

ZOO (A Zed and Two Noughts) 邦題《ZOO》 監督:ピーター・クリーナウェイ Peter GREENAWAY イギリス、1985年、115分 ☆☆☆☆☆ グリーナウェイ初期の傑作のひとつ。奇異なテーマが、マイケル・ナイマンの音楽と合わさってよりグロテスクな美しさを増して素晴ら…

JOYEUX NOEL!

クリスマスおめでとー☆ というわけで、ノエル当日。この時期にフランスにいるのは初めてなので、せっかくだからとミサに行く。つまんなかったら抜け出せるようにと、地元の小さな教会ではなくサクレ・クール寺院へ。案の定観光客がいっぱいいて堅苦しい雰囲…

今年最後の?

13時前にNから電話を貰い、一緒に出かけることに。14時にPl. de Clichyで待ち合わせて、ケバブ屋を経てからゲリソル*1へ。久々のゲリソル!でもあたしは収穫ゼロだった。サイズ35のハイヒールを見つけたんだけど、踵が浅すぎて歩くと脱げてしまうので断念。…

いつもの感じ

先日友達に、『風の谷のナウシカ』の続きを借りたので読む。面白かった!んだけど、アニメーション映画でしか知らなかった様々な宮崎駿要素が入っていて、途中からナウシカなんだかラピュタなんだかもののけなんだか、ごっちゃになる。やっぱり夜じゃなくて…

BLUE

BLUE 監督:デレク・ジャーマン Derek JARMAN イギリス、1993年、75分 ☆☆☆☆☆ デレクはあたしが初めて「監督で観る」ということをした監督です。1994年にエイズで亡くなってしまった彼は、その卓越した色彩感覚と美的感覚で映画を作りつづけた人でした。特にこ…

来月終了の展覧会〜地方編〜

▽行けないだろうけど、地方の展覧会で直に終わりそうで気になるもの Au delà du Maître, Girodet et l'atelier de David@ジロデ美術館(モンタルジ) 12月31日まで 9:00-12:00, 13h30-17:30(金曜日は-17:00)←でもかなりデータが古そうです。 ジロデについ…

来月終了の展覧会

ひとつの展覧会会期が長いので安心しきっているといつの間にか終わっている事の多い、自分のための備忘録。 Hors cadre : Photographies de Gérard Rondeau@グランパレ 1月9日まで この企画展は、特にこれといって興味はないんだけど、無料だし、展覧会準備…

リトルダンサー

BILLY ELLIOT 邦題《リトルダンサー》 監督:スティーヴン・ダルドリー イギリス、2000年、111分 ☆☆☆☆☆ かなりな評判に押されてロングランだったこの作品ですが、観に行ったのは結構後でした。でも、本当に観て良かった!もっと早く観に行けばよかった!と思…

NOELの気分

郵便局での用事を済ませてから(クリスマス前だからか、物凄い長蛇の列!)15時半にYとMとサロン・ド・テ、スチュブリ*1待ち合わせでお茶。先月閉まっていて入れなかったお店です。リトライ成功☆ここはドイツ・オーストリア系のケーキ屋さんで、こじんまりと纏…

白鳥の湖

ずっと楽しみにしていたバレエ《白鳥の湖》をオペラ・バスティーユで見る。14時にJとFと待ち合わせをして3人で。開演(14時半)ぎりぎりまでカフェに行こうというJを、「入場時の荷物検査とか席探しとかに時間がかかるから」と説得してお茶せずに会場入り。案…

コルシカお菓子

パリのデパート地区Haussmannにあるコルシカ食材店*1で、コルシカチーズケーキFiadone(フィアウォーネ)*2を買って食べました。今年の6月に「なんかコルシカもので美味しいのがあるらしいぞ」という噂を聞いて買いに行ったんだけど、このフィアウォーネの主…

モローデッサン展評

11月11日の日記で取り上げたギュスターヴ・モローのデッサン展「Quand Moreau signait Chassériau」に行ってきました。 国立美術学校(以下ボザール)内のデッサン保存・展示室Cabinet Jean Bonnatでの開催だったのですが、えーと、普通〜に秘書みたいな女性…

魚と寝る女

Seom The isle 邦題《魚と寝る女》 監督:KIM Ki-duk キム・キ=ドク 韓国、2000年、90分 ☆☆ 友人宅でDVDで見ました。字幕がついていなかったので時々通訳してもらいながら見たので細かい会話内容などは分かりませんが、そもそも台詞が非常に少ない映画なの…

帰国準備〜(涙)

昨日は明け方に就寝したんだけど、起きたら18時で、「なんか食べな〜」と思ってお茶漬けを食べる。そしたらまた眠くなったので寝たところ、次に目が覚めたら朝7時でした。お湯を沸かして食べる、1時間にも満たない時間しか目が覚めてなかったよ、自分。 快眠…

ボザールと納豆

まずは昨日のことですが、13時半にSとアベスで待ち合わせ。Rue du Bacで下りて、リュシアン・ペラ=フィネを見て(チンチラとカシミアのポンチョと帽子が可愛いかった〜3850ユーロ&835ユーロ…涙)からボザールへ。モローのデッサン展を見る。シャセリオーの…

TUVALU

TUVALU 邦題《ツヴァル》 監督:ファイト・ヘルマー ドイツ、1999年、92分 ☆☆☆☆☆ かなり久々に手放しで喝采!な作品。本当にいい映画でした。とにかく幸せいっぱい。アクションも、微妙な心の機微も、夢のような生活も厳しい現実も、叶わない切なさも、思いが…

Monteverdi他

パリ4区、rue des ArchivesにあるTemple des Billettes ビエット教会*1にて、モンテヴェルディとその時代の声楽コンサートが行われます。この教会は、全体は18世紀に大改装されたものですが、中庭の回廊が15世紀のもので、これはパリ市内に残る唯一の中世回…

最近のハマリ物

「毎日果物を食べよう」とは思いつつも実行できない。一度に大量に買っても腐らせてしまうし、かといって2,3個ずつ買い続けるのも不経済。でも果物(の味)が食べたーい!というわたしの、最近のハマリ物はこちら、「Dessert de ○○ cuit au chaudron」シリー…

誕生日

はぴばすでー自分☆というわけで、誕生日です。前日の夜はチャットと電話、その後日本の実家にFAXを送る。あたしの誕生日はうちのパパとママの結婚記念日でもあるので、お祝いメッセージを。日本に住んでる親友からもオメデトー電話を貰いました。ありがと〜…

Madison Piercing

MOD

203年6月27日に一時帰国した際に東京であけました。3月くらいからずっと「あけたいな」と思っていた場所なのですが、パリのピアッシングスタジオでは断られまくったので、東京で。今パリで通っているスタジオはマディソンも扱っているのですが(ようやく見つ…

冬のSOLDE

12月と言えばクリスマス!です。密かに微妙にフィンランドにサンタに会いに行きたいと思っていますが、そもそもサンタって民間伝承の鞭打ち爺さんとコカコーラの陰謀との合体じゃん!ということで、現実を見ます。でもフィンランド人のサンタって、なんか可…

P.d.シャヴァンヌ展

ちょっと前からメトロのポスターで見かけてたんだけど、自分で行くかどうか微妙なところだったのでこちらで紹介しませんでした。が、会期が日本の大学の春休みにかかっているので、もしかしたらフランス美術史を勉強中の学生さんには有効情報になるのかな?…