ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

2006-01-01から1年間の記事一覧

TOUCH AND SEE展

土曜日に Yann Arthus-Bertrand のシリーズ写真La Terre vue du ciel (空から見た地球)を、リヨン出身の眼鏡デザイナー alain mikli が、お気に入りの素材であるセルロースアセテートで立体化させた展覧会に行って来ました。4月10日まで、青山スパイラルガ…

実り少な

帰国して早2ヶ月。今日で2ヶ月なのだ。早い。その間ゼミ合宿に参加したり、飲み会に行ったり温泉に行ったり誕生日会に行ったり映画に行ったり…あれれ、展覧会はちょっとしか行ってないぞ。 ところでドゥ・ヴィルパン、CPEを撤退させましたね。あと最近見た映…

花見

花見の予定はなかったんだけど、出掛けた先に公園があったので、夜桜見学。いつも花見というと、日中にぷらぷら歩きながら、または親友と2人でお弁当を持寄って花見、という形でしかしていなかったので、夜桜をじっくり眺めるというのは実は初めてかもしれな…

DV

《DV ドメスティック・バイオレンス》 監督:中原俊 日本、2004年、85分 ☆☆☆☆☆ 以前一時帰国した時に映画館の予告上映で見て以来見たいなと思っていた作品なのだけど、公開がフランス帰国後だったので見られなかった作品。父親がレンタル屋に行くと言うので…

初めて行く所

午後、姉の職場近くに行って一緒にお昼を食べる。神谷町から虎ノ門にかけての土地には初めて行ったんだけど、神社と桜があってなかなかよい雰囲気の場所だった。 姉と別れてから映画に。渋谷のシネマライズの別館が出来ていたとは知らなかった。ちょっとパリ…

変態村

CALVAIRE 邦題《変態村》 監督:ファブリス・ドゥ・ヴェルツ Fabrice du Welz フランス・ベルギー・リュクセンブルグ、2004年、94分 ☆☆ 邦題、絶対失敗!!こんなタイトルじゃ集客激減だよー。しかも、逆に《変態村》という邦題に惹かれてくるような人を満足…

色のボトルで占う

オーラソーマ・カラー心理診断なるものが友達のブログで紹介されていたので、好奇心でやってみました。 色付きボトルを4本選んで判断、というものなのですが、選ぶ順番も診断に関係あるようです。順序と診断内容との関係を知らずに適当に4本選んだあたしの診…

映画を見たい

3月は邦画を中心に更新したので、そのせいか俳優名の検索でいらっしゃる方が多かったようです。俳優について書いているわけではないので、ご希望に添えなかった方々には申し訳なく。映画を見るかどうか決める指標は、まず監督。これが一番大事です。次が出演…

ワンダフルライフ

《ワンダフルライフ》 英題 after life 監督:是枝裕和 日本、1998年、108分 ☆☆☆ 死んだ人に、一つだけ、生きていた間に最も楽しかったことを選んでもらって、それをフィルムに撮影し、その思い出だけを胸に天国へ行ってもらう…そんな地上と天国の境目にある…

誰も知らない

《誰も知らない》 監督:是枝裕和 日本、2003年、141分 ☆☆☆ 暴力的な表現は一切無いし、映像は温かく親のような眼差しに満ちているのだけど、それでも鑑賞後に切なさや遣る瀬無さが残って仕方が無い作品。といっても、作品に対する遣る瀬無さではなくて、こ…

海を飛ぶ夢

Mar adentro 邦題《海を飛ぶ夢》 監督:アレハンドロ・アメナーバル Alejandro Amenabar スペイン、2003年、125分 ☆☆☆ 若い頃の海での事故により頭以外を動かせなくなってしまったラモンの、尊厳死を巡る争いと愛情の話。空想力だけが楽しみのラモンを手伝う…

ディスタンス

《DISTANCE》 監督:是枝裕和 日本、2001年、152分 ☆☆☆ 常に“何かと対峙する個人”というものを描く是枝監督作品の中でも、ドキュメンタリー性が強く、鑑賞後感の余韻や役者の緊張した息遣いなどが生々しい作品。それだけに一度見たらなかなか忘れられないも…

アミアン

先月、帰国直前の駆け込み旅行で、パリの北、ピカルディ地方の首都であり、ソンム県の県庁所在地でもあるアミアンに日帰りで行ってきました。 旅の目的は、フランス最大の広さを誇るカテドラル(世界遺産)見学と、アミアン美術館の企画展「ピュヴィ・ド・シ…

日本でいろいろ再会

12時にY先輩とスパイラルビルで待ち合わせてお昼ご飯。彼女もフランスに留学経験のある人で、数ヵ月後にフランスに行くと言うのでパリ流行話と、あと日本での就職活動についてのアドバイスなどを頂く。あいかわらず綺麗なのに腰が低くて素敵な人だ。こうなり…

フリークスも人間も

IIPO УPOДOB И ЛЮДEЙ 邦題《フリークスも人間も》 監督:アレクセイ・バラバノフ Aleksei Balabanov ロシア、1998年、93分 ☆ 久々にロシア映画を観たんですが、うーん、レイトショウ!って感じ。舞台は映画が発明された頃・19世紀末のロシア。エロティック写…

やさしい嘘

Depuis qu'Otar est parti... 邦題《やさしい嘘》 監督:ジュリー・ベルトゥチェリ Julie Bertucelli フランス・ベルギー、2002年、102分 ☆☆☆☆ 旧ソ連の国グルジアで、フランスにいる息子からの電話と手紙を楽しみに待つ母エカ、エカの娘マリーナ、そして更…

美味いもの探訪

8日はK先生と約束があり、18時に研究室へ。 この夏パリでもお会いしたI先生と、秋にパリに来ていたNちゃんとの4人で、出来立てのフレンチレストランへ。鹿肉とトマトが絶品でした〜。ご馳走様です! 今日はまず12時に神楽坂でH君、Mちゃん、Kと待ち合わせ。4…

フォア・グラ

フォア・グラが全面輸入禁止になったところで、わたしは内臓系食べ物が苦手なので別に構わないのですが、しかし鴨が食べられないのはショック!フランス料理のお店のメニューの大半は鴨料理だろうのに、さてどうするんでしょう。フランスにいるフランス人は…

ゲンズブールトリビュート

フレンチポップのボスSerge Gainsbourgの、死後15年記念を記念したコンピレーションアルバムが続けてリリースされ(ゲンズブールは1991年3月2日死去)、久々にゲンズブール・ブームが巻き起こっている模様。本日27日にUniversal BarclayレコードからMonsieur…

アカルイミライ

《アカルイミライ》 英題 Bright Futur 仏題 JELLYFISH 監督:黒沢清 日本、2003年、92分 ☆☆☆ この監督の作品、何か見たことがあったかなぁと思うくらい、名前は知っていても別に「黒沢清だから見に行こう」と思ったことがありませんでした。鑑賞前にフィル…

夜のミッキーマウス

かなり前の出版(2003年)ですが、最近ミッキーマウスの話をする事があって思い出し、久々に読んでみました。一時帰国の時にプレゼントで貰った本です。表題である「夜のミッキー・マウス」、「朝のドナルド・ダック」、「詩に吠えかかるプルートー」、そし…

スチームボーイ

《スチームボーイ》 監督:大友克洋 日本、2003年、126分 ☆☆ こちらのアニメも日本とあまりタイムラグ無しにフランスでも公開。日本のアニメに寄せるフランスの期待の大きさが伺える現象です。 19世紀半ばの産業革命(主に蒸気の発明)にかけた冒険&家族愛…

Ghost in the Shell

《Ghost in the Shel》 監督:押井守 日本、1995年、85分 ☆☆ 続編がフランスで公開になり、でも1を見てないしなぁと思っていたら、日本帰国時に衛星放送でやっていたので見てみました。ブレードランナーっぽいのかと思っていましたが、ちょっと違いましたね…

ジンギスカン

学部時代の友達と3人で、恵比寿にジンギスカンを食べに行く♪18時待ち合わせとずいぶん早かったので、20時前に食べ終わってしまい、続いてカフェへ。「食後に甘いものを食べないと食事が終わった気がしないんだよー」と危険信号を発したあたしに、皆「そうだ…

ハウルの動く城

《ハウルの動く城》 監督:宮崎駿 日本、2003年、119分 ☆☆ 宮崎アニメの評を書くの、初めてですね。他のも見てるし好きな作品もあるんだけど、それは追々。 さて、日本とあまりタイムラグ無しにフランスでも公開となったハウル。感想としては「弱い」。物語…

プティパレ見学

昨年12月10日にリニューアルオープンしたプティパレに、帰国寸前の駆け込みで行ってきた。わたしが留学する前から工事に入っていたので、入るのは初めて。モーリス・ドゥニの天井装飾画があると聞いていたので、わくわくしながらの見学。隣のグランパレで数…

早っ!

フランスから11箱送った荷物のうちひとつを航空便にしたのだけど、それが今日、もう届きました。火曜日に、税関からのお達しどおり書類を書留郵送したばかりなのに、それが木曜日の午前中にもう配達ですよ。すごい、すばらしい、なんてスピーディー!大事な…

近所うろうろ

帰国してから家の近所ばかりをうろついていて、まだ全然日本に帰ってきた実感が湧かない。実家にいるよりも外で友達と会うほうが実感が湧くのはなんでだろう。このままだと腐りそう。出無精に鞭を打ってでかけなくては。 それにしても家のパソコンを親に任せ…