ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

Ghost in the Shell

《Ghost in the Shel》
監督:押井守
日本、1995年、85分 ☆☆

続編がフランスで公開になり、でも1を見てないしなぁと思っていたら、日本帰国時に衛星放送でやっていたので見てみました。ブレードランナーっぽいのかと思っていましたが、ちょっと違いましたね。そして明らかに次に続かせる終わり方だった(ぶっちゃけ「え、何?よく分かんない!」と叫んでしまいました)ので、リアルタイムに見ていたら「うおー次はいつ!?」ってなったんだろうなと思います。でもこれを書いている今現在、2がフランス公開を終えてしまったので、わたしがその状況です(だめじゃん)。あぁ続きが気になる。。。

サイボーグの心の行方、ひいては全人類の心の行方というものを追うことがメインテーマの作品。途中のアクションや、サイボーグであることを誇張するような表現(ボトッと腕が落ちたり)の描写もすごいのですが、それよりもテーマのほうに気を取られる作品という意味で、《風の谷のナウシカ》や《もののけ姫》のような普遍的な作品になりうると思います。“マニアックな作品”という一般評価に留まってしまうのはやはり絵柄のせいなのか。(18-01-2005)