ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

怪獣が怖くなくなりました

グレちゃんが0歳の頃から我が家にあった

かいじゅうたちのいるところ』のかいじゅうぬいぐるみ。

ずっと怖くて触れなかった(近づけると「あっち行って!」と拒絶)けど

このノエルあたりから克服したらしく、今ではすっかり仲良し。

最近のおでかけのお供はかいじゅうです。

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絵本は基本的に原著で(ただし英語と仏語に限る)と思っているので

我が家にある『かいじゅう〜』は英語。 

Where The Wild Things Are

Where The Wild Things Are

 

 

保育園に日本語版があるので、借りてきて家で見比べていたグレちゃん。

ある時「このかいじゅうちゃん、お名前は?」と聞かれ

えーなんだっけー?映画では名前呼んでたなぁと思い、

DVDの山の中からごそごそ探す。

「映画あるのー?見たーい!」とグレちゃんが言うので

まぁ全部見きれなくてもいいかと思ってつけたら、すっかりはまったようです。

かいじゅうたちのいるところ [DVD]

かいじゅうたちのいるところ [DVD]

 

 

絵本をめくって「今この場面?」「これ◯◯してるとこだよね」と言いつつ

途中ちょっと飽きながらも、最後まで見ることができました。

(そして感動屋の母が泣いていたらティッシュを持ってきてくれる。。。)

 

映画の中ではこのかいじゅうちゃんは「キャロル」という名前なので

我が家でも「キャロルちゃん」と呼ばれるようになりました。

 

余談ですが、かいじゅうたちのいるところを離れるマックス君に

かいじゅうたちが行かないでという場面、

絵本を読んでいる時はいつも、大きな声で吠えるように

"Oh, please don't go - we'll eat you up - we love you so !"

と言っているイメージだったですが(絵もそうだし)、

映画ではKWと名付けられた女の子のかいじゅうが

そっと囁くように言うのが、本当に意外でびっくりしました。

創作部分は別として、かなり原作に沿った作りの映画なのに

なんでこの場面はこうしたんだろう、そしてこれはとても成功している、

と思わせるんですよ。すごいなースパイク・ジョーンズ

絵本では、これに対しマックスも "No !"と(強く)答えているのですが

こういう喧嘩っぽいお別れではなく、

映画で示したようにしんみりとお別れすることで

マックス君は、自分の中の暴れちゃう感情をうまく収める方法を知って

大人になったのかもしれないなぁと思わせるのです。

 

 

絵本を見比べるのにちょっとはまったグレちゃんは

うちにあるイタリア語の『ピノキオ』と

保育園で借りた日本語『ピノキオ』も見比べていました。

イタ語のは飛び出す絵本で、人からもらったものなんだけど

2歳の頃に、飛び出してるとこほぼ全部破っちゃったから

靴しか残っていないピノキオらしきものを指して「これ誰?」ていってる。

分かるかー!\٩(๑`^´๑)۶

園の『ピノキオ』はディズニーアニメのダイジェスト版で、

人形遣い悪徳興行師ストロンボリが載っていないのが不満らしい。

そしてストロンボリって言えなくて、

「こっちにはストントンいないねぇ」って言ってるのが可愛い。