青い車
久々の映画レビューはどれをアップしようかなと思っていたところ、ちょうど去年の今日書いた記事があったのでそれを。続けて日本映画をアップし続けるか、あるいは最近見たものを載せるか。
《タイムレスメロディ》の奥原監督作で、原作はよしもとよしもとという漫画家の同題の漫画。原作は26ページ(だったか)の短編だそうで、それを90分まで広げるのは結構な手腕なのではないでしょうか。
とはいえ物語はイメージの美しさや雰囲気に重点を置いた、映画としては散文的なもの。リチオの心象風景の説明が足りなかったり、キータームであるはずの妹(役名忘れました)の台詞「ちくちくするんだ」に至るまでの過程が追いにくいため共感できなく、従ってなんだか表面的で空虚な言葉に思えてしまう。原作の漫画を読んでいないので、原作ではどう描いているのか気になりました。(15-02-05)