ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

学生用滞在許可証

面倒極まりない時期がやってきてしまいました。滞在許可証 Titre de Sejour の更新です。(ちなみにこの“時期”は各人それぞれなので、“入学時期”とか“梅雨の時期”とかの季節ものとは違います。)面倒くさいなぁーと思いながら、昨日行ってまいりました。
今回は更新についてのみのお話ですが、滞在許可証の取り方については、質問がもしもあればお答えすることにしようと思います。

パリに住んでいる場合、事前に外国人学生用滞在許可証取り扱いセンターのWeb Site(こちら)で予約(Rendez-vous;ランデ・ヴー)をとります。このランデ・ヴーは早めに取ったほうが良いです。許可証の期限が切れる2、3ヶ月前にはオンライン予約するのが良いです。なぜならいつも混んでいるからです。例えば12月20日に期限が来るからと12月1日にアクセスしたところで、予約が取れるのは1月か2月だったりします。すると、期限が切れている間はフランスから出国できないので年末年始に日本に帰りたくても帰れない、ということが起こりうるのです。

さて、必要書類のオリジナルとコピー1部ずつ、それに証明写真(白黒3枚)を用意して、ランデ・ヴーの日時に乗り込みます。
初めて行ったときは、ランデ・ヴーを取っているんだからその時間にすぐ受け付けてくれるのだろうと思っていましたが、それは大きな間違いでした。フランス行政を甘く見ていました。そう、ランデ・ヴーは取るものの、ほぼ確実に1時間から1時間半は待たされる、それが滞在許可証の更新なのです(ちなみにわたし、今回の更新には3時間かかりました)。何のためのランデ・ヴーなのか。そもそもランデ・ヴーを受け付ける人数が多すぎるということに、どうしてここのセンターの人は疑問を抱かないのか。しかも一番最初に番号チケットを渡されるのですが、その番号どおりに順番が来ないところもまたいらいら。どうもみたところ、各人に一人ずつ担当者が決められていて流れ作業ではないので、自分の前の人が詰まるとどんどんその担当者のところだけ遅れていくんですよね。そしてこれはちょっと差別発言かもしれませんが、書類に不備がありがち・あるいは財政困難になりがちな国出身の人の後になった場合、確実に1時間は取られます。

さて、更新時に必要な書類はこちら(すべてオリジナルとコピー用意)。

1)身分証明書;パスポートの顔写真ページ
2)前回の滞在許可証
3)居住証明;EDF/GDF(ガス電気会社)の請求書や家賃支払い受領書など
4)財源証明;銀行の出入金明細書
5)在学証明書
6)前年の在学証明書および試験結果
7)白黒の証明写真(3,5X4,5)3枚

わたしの場合EDF/GDFは大家さん名義になっているので、住宅保険加入証明書とフランステレコムの請求書を用意していきました。するとフランステレコムのはあっけなく却下され(信用無いの??)、住宅保険加入証明のほうをしぶしぶといった感じで受け付けられました。この時点でちょっとムカ入りました。
そして在学証明書ですが、「在学証明書」そのものを持っていったのに、学生証も要ると言われコピーを強要。このセンター内のコピー機は街中のコピー機の2倍するので更にムカ。だったらWeb Siteで学生証も要るって書いておけよ。
しかもコピー代を節約しようと、前の年の在学証明書と今年の在学証明書を1枚にまとめてコピーしたらムッとされ、こちらも更にムカムカ。

こんな感じでムカつきながらも待っていたら、最後に「財源証明書類が不足してるから、次のランデ・ヴー取って、ここに書いてある書類用意してまた来て」とあっさり言われました。はぁ!?って感じです。ここにあるじゃん!と反論すると、「2004年1月からの書類を持ってくるのよ」だって。1年分も要るのかよ!?前の更新の時は3か月分でよかったのにー!キィ悔しい!!3時間もかかって仮の滞在許可証かよ!そんなわけで、今回の更新作業はまだまだ続くのでした・・・。ちなみに次のランデ・ヴーは2月中旬です。