ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

J.Depp来年の新作

ジョニー・デップの前の作品を見逃していたので、どこかで上映してないかなーと思って映画サイトを検索していたら、嬉しい情報が見つかりました。フランスでは来年3月公開予定の映画The Libertineに主演するようです。これはイギリス映画で、共演者もなかなか豪華。ジョン・マルコヴィッチサマンサ・モートンです。
監督のローレンス・ダンモアという人が過去に何を撮った人なのかは分かりませんでしたが(初映画でこの豪華キャスティングだったらすごい)、17世紀のお話と言うことで、かなりひらひらした衣装を着たデップが見られそうです。楽しみ。もともとはマルコヴィッチが舞台でロチェスター伯爵を演じていたものが下地となっていて、今回映画化するにあたり、マルコヴィッチがデップに依頼したらしいです。

デップが演じるのは、17世紀の作家ジョン・ウィルモット(ロチェスター第ニ代伯爵)。彼の書いた『ソドム』は、好色な王様が国民を意のままに操ろうと、あらゆる性行為を国全土に渡って許可して、最終的にエライことになるという話が中心になっていて、18世紀のサドの小説『ソドム120日』にちょっと似ています。前者は読んだことが無いので、時間があれば読みたいです(日本語あるのかな)。この伯爵は酒飲みで、本人も淫蕩生活を送りまくり、最後には梅毒で死んだそうです。参照リンク→こちら

ロチェスター伯爵について調べていたら、ついでにこの『ソドム』、現存している本が12月16日にオークションにかけられることが分かりました。参照リンク→こちら