ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

ラガーフェルド効果

ヨーロッパを旅行すると、「H&M」という洋服屋さんを見かけることが多いと思います。これはZARAやMANGO、GAPなどよりは展開規模は狭いながらも、欧米で広く流通している洋服メーカーの一つです。現在21カ国に1012店舗(うちフランスには64店舗)を展開させるH&M、オリジンはスウェーデンの女性デザイナーの店です(数字は10月29日のLe Mondeより引用)。
ここの特徴は何といっても安さ。洋服が異常に高くて質の悪い国フランスでは、高品質ではないものの一応のお洒落感を満足させるべく頑張っているH&Mが、庶民の味方なのです。時々あり得ないくらい恐ろしい外し方をしてしまった商品も見受けられますが、薄くてぺらぺらでも流行に乗ってる洋服が欲しいーという人は大体ここで買い物をします。たまーにいいのがあるんですよ。なので日々のチェックが必要な店ともいえます。高校生から50代まで買いに来るイチマルキューって感じです。

さて、そんなH&Mが本日爆弾投下。あのカール・ラガーフェルドがデザインした洋服を売り出したのです!さすがにいつものように「スカート10ユーロ」と言うわけには行きませんが、しかし、ラガーフェルドの商品を比較的安価で買える!ということで、発売初日の今日、もんのすごい争奪戦が繰り広げられたようです(テレビのニュースで見ました。飢えた狼が200匹で、1匹の子羊を襲っているようでした)。…兵どもの夢の後のようになって、明日行ってももう残ってないかな…。