ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

パリ旅日記<6日目>

◯。 4月25日(月・祝):ストラスブール1泊旅行 その2 。◯
7:30起床。9:00前に朝食ビュッフェへ。
今日は復活祭の翌日なので、振替休日となっています。
そして朝食のメニューテーブルには。。。


じゃーん!
子羊のケーキ!可愛い〜♡


大きいので切り分けて食べるんだけど、可哀相で切れずに見てたら、何人か分からないおっさんに「はい、おしまーい」って言われながら腹にナイフを入れられる羊。南無。でもせっかく切ってもらったのでわたしはおしりの方を食べました。日本のスポンジケーキみたいにふわふわして、卵と牛乳の素朴な味で美味しい。

10:00ごろチェックアウト。滞在税の2,00€をお支払いくださいと言われるが、昨日払ったと伝えると「おっと本当だ!失礼!」。日本だったら多分クレーム。でもフランスなので謝ればOK。ラゲッジルームに荷物をおいて、とりあえずボートに乗るべく河に向かう。


昨日の探索(遭難)でボート乗り場を見つけていたものの、若干迷いながら船着き場へ。すると13:00のボートまで全て満席。以前来た時はもっと小型の、屋根が無いタイプのボートだったんだけど、今はどれも、セーヌ河のバトームーシュみたいなのになってしまっている。残念。パリでも、セーヌ河くだりよりサン・マルタン運河下りの方が、風と緑をいっぱい受けられるのでお勧めです。
で、次にあいている13:30にもし乗っても、クルーズ時間は一時間半なので、帰りの電車に乗るのに焦っちゃうね、ということでボートは断念することに。

お土産物屋さんを覗きながら、だらだらと過ごす。Mちゃんが卵の超可愛い部屋飾りを購入。わたしは蓋に鶏がついた調味料入れを買いました。また割れ物買っちゃった。。。荷造りが心配。


そうこうしているうちにお昼の時間。基本和食派のMちゃんのリクエストもあって、ヴェトナム料理屋さんに行こうと言うことに落ち着く。ストラスブール旧市街の中心地は、観光のためアルザス料理屋ばかりが集まっており、アルザス料理以外の料理屋さんはトヌリエ通りという、旧市街の南側の地区に固まっています。道を1本渡るとイタリアンもあったりします。この通りでは、各レストランの上に領旗みたいなものが吊られていて、外観だけだと分かり難いモダンな店構えでも、なに料理屋なのかが分かるようになっています。インド料理のお店には象の絵とか、そんな感じ。
で、この道に美味しそうな感じのヴェトナム料理屋さんがあったのだけど、ががーん!休日だから閉まってるー!
 
でももう舌が欲しているのはお醤油的なアジア料理であって、もうフラメンキッシュとかじゃないの!豚肉とジャガイモじゃないの!というわけで、この道の端にあった中華料理屋さんに入ることに。
適当に入ったけど、妙に色っぽいお姉さんが接客をしてくれる、お客さんはお年寄りばかりの中華屋さんでした。海老ワンタンスープとチャーハン美味しかった〜。
Mちゃんは酸っぱ辛いスープに加え「牛肉とシャンピニョン・ノワール炒め」を頼んだんだけど、このシャンピニョン・ノワール。椎茸が出てくるかキクラゲが出てくるかは、出て来てみないと分からないのがフランス。そしてわたしはキクラゲが食べられません(食感がダメ)。不幸にしてこのお店はキクラゲでしたが、一方幸いにしてMちゃんがキクラゲ大好きさんだったので、残さず食べてくれました。

Les Fleurs de Chine
13, rue Tonneliers, 67000, Strasbourg
Tel. +33 (0)3 88 22 14 98

お昼ご飯を食べたらホテルに戻って荷物をピックアップ。ストラスブールにお別れです。次来るとしたら何年後かな??17:30過ぎ、東駅に到着。ただいま、パリ!


荷物を解くのは後にして、Jに電話。今から出られるよと言うと、「何分くらいで1番線の終点、シャトー・ド・ヴァンセンヌに着く?」って聞かれる。適当に30分くらいかなー、じゃあ車で迎えに行くわ、ということになり、本当に適当に言ったのに、30分くらいだった。まぁパリは狭いからね。
ヴァンセンヌについてJに電話し、目の前にあれそれが見えてて、なんて説明をしていたら、目の前をでかいプジョー(だと思う)が通過。あ、Jちゃんだ。無事、4年ぶりの再会が叶いました!!

アメリカで免許をとって、パリではスクーターを乗り回していたJは、車もなかなかスムーズに運転します。時々曲がり角怖かったけど。
車を地下駐車場に止めて、いざお宅拝見です☆


 
土日は旦那さんFの実家(どこか失念。南フランスのどっかだったかな?)に行っていて、来週また行くからと長男はそこに置いて来たという。自由。。。で、Fがお疲れな感じのところお邪魔しまーす。
彼らは昨年、パリ郊外のこのアパルトマンを購入したのだけど、長男がちょっとぜんそく持ちっぽいらしく、以前住んでいた移民街は空気が悪いからという理由で、郊外に来たんだそう。地上階の部屋なので、お庭でハーブを育てたりして、なんかすっかり落ち着いてました。一時はやんちゃだったJちゃんが。。。(嬉涙)
お部屋の飾りもとっても素敵。ELLE Deco みたい。いいなぁ、うちも壁棚欲しいんだよなー。


次男(全然なつかない。誰このアジア人って感じで見てる)を餌にFと話しながらアペロをし、1時間くらいしてJが「ご飯よ〜」。正直いってストラスブールで食べ過ぎたから、量が多かったら困るなと思っていたんだけど、Jがダイエット中ということもあって、ちょうどいい量でした。良かった!でもFには足りないんじゃ??

前菜にホタテのクリーム煮とマーシュ*1、メインは牛肉を煮たのとキノア*2、それにコーヒーとアイスを頂きました。うーん、韓国料理も上手だけど洋食もばっちり作れるJちゃん、素敵。

22時前にお食事を終え、疲れているFを解放。Jがまた車でメトロの駅まで送ってくれました。話してると、2児のお母さんになって逞しくなった面と、でも相変わらず世話好きで心の優しい面とが変わってなくて、本当に楽しい再会でした。去年パリに行った時はちょうど次男坊を産んでいるところだったので会えなかったんだけど、でも4年ぶりでも全然ブランクを感じさせなくて、いい友達が出来て良かったなーと、つくづく思った夜でした。

*1:Mâche:くるっと丸い葉っぱが可愛い生食用葉っぱ野菜

*2:Quinoa:南米原産の穀物。消化に良く、アミノ酸バランスが優れていてダイエット向きの食材として有名。ぷちぷちした食感が楽しい。