ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

燕子花とCACAO SAMPAKA

朝から直帰で外仕事につき、渋谷で同僚と待ち合わせて打ち合わせ場所へ行く。2時間弱で打ち合わせを終え、近所のイタリアンでランチの後、皆で根津美術館へ。5月の風物詩である《燕子花図》がお目当てなのですが、今年はメトロポリタンの《八橋図》と約100年ぶりに対面!というビッグニュース故か、例年より混んでいた気がする。。。


で、2つの燕子花を並べて見るという贅沢体験をして来たわけですが、圧倒的に根津美の《燕子花図》の勝ち。メットのは、うーん、なんかやり過ぎというか、潔くない。説明過多感が出過ぎている。もしも光琳が《燕子花図》を描いていなければそれなりにいいと思える作品なんだけど、やっぱり先に橋の無い《燕子花図》を描いている(そしてそれを現代の我々は知っている)ということで、若い頃の斬新さに歳経た本人が追いつけない感が否めない(制作時期としては10年強しか隔たりが無いらしいのですが、18世紀の人にとって10年て多分大きいよね)。アイデアが斬新でない分技法を駆使するんだけど、それがまた余計というか。。。メットで見れば「おおー」って思うのかもしれないけど、一級品たる《燕子花図》と並べてみせられちゃうと、だめですね。あらためて《燕子花図》の美しさを堪能してから根津美を後にします。



職場に戻る前に、せっかくここまで来たし、チョコレート食べる?ってなり、CACAO SAMPAKAへ。
丸の内に日本のヘッドストアがあるスペインのチョコレート屋さんなのですが、青山の方が入りやすい雰囲気(カフェエリアはスタバっぽい)で好き。

暑かったのでソフトクリームもいいかも〜と思ったのだけど、濃厚そうなチョコレートケーキ「アルハンブラ」の魅力に勝てず、こっちにしちゃいました。側面にくっついてる薔薇の花びらみたいなのはホワイトチョコレートです。美味い〜♡
先輩はソフトクリーム、後輩はフォンダン・オ・ショコラみたいなメニューを選んで、3人で「鼻血出そう」と言いながらチョコレートを堪能。店内に展開する「the 植民地!」みたいな壁画はどうなんだろうと思いながら、でもカカオ万歳!な午後の一時。このあと職場に帰ってから、なかなか仕事する気がおきなかったけど、でも締め切りが近いものがあったのでそれだけ無理くり終わらせて終業。
ランチのイタリアンも結構量があった上にチョコレートケーキまで食べたので、全然お腹が減らなくて困っていたら、夫から「今日飲んで帰っていい?」とのメール。助かった〜☆2つ返事で「いいよ!」ていうか寧ろ「どうぞどうぞ!」というわけで、わたしはお夕飯無しで、じっくり腹ごなしができました。