ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

パリ旅日記<3日目>

◯。2010年2月24日(水)カルナヴァレ他

今朝もパンとカフェで朝ご飯のあと、まずは市庁舎へ。パリ市庁舎前はかなりの広さで、ワールドカップの時は巨大スクリーンが出て観戦場となるし、デモもやるし、そして冬の間はパティノワール(patinoire スケート場)になるのです!この日も曇り空だけどアイスホッケーやアイススケートを楽しむ人々が(主に子供)。

  

市庁舎外観を見学したあとは、隣の”パリの東急ハンズ” BHVへ。地上階から上はデパートなんだけど、ここの醍醐味は地下です。自分で何か作ったり修理したりする人には欠かせない様々な道具や部品が売っています。夫、大興奮。色んな仕事道具をいちいち使い心地を確かめながら、結構な量を購入。わたしも職場のラチェットが使いにくいのでここでMyラチェット購入。Bostの小さいのを。ごろーんと丸くて可愛いので「だるま」と名付けました♡



BHVで買い物したあとはカルナヴァレ美術館へ。常設展も面白いのだけど、「L'IMPOSSIBLE PHOTOGRAPHIE Prisons parisiennes 1851−2010」と題された写真展が目当てでした。思っていたよりきわどい展覧会ではなかったけど、19世紀の護送車はやっぱり馬車なんだ。。。とか、そんな当たり前だけど考えたことなかった写真を色々見られました。現代の刑務所の独房を360度カメラで見られるという無駄なマルチメディア展示があるあたりフランスだな〜て感じです。
カルナヴァレで入場券を買う時に年齢を聞かれ、そういえばと思い出したんだけど、フランスでは25歳以下割引があるんですよね。嘘ついてもいいんだけど「じゃあ証明書出して」と言われると困るので、正直に「30歳超えてるの」というと、予想通り「嘘!!ほんと!?信じられない!」という反応。久しぶりだな〜このリアクション。しかもカルナヴァレのおばちゃん、驚き方が大袈裟すぎて笑える。


夫的にはもっと小さい美術館だと思ってたようで、常設展を見終わった時にはかなりヘトヘトだったみたい。彼は15年くらい前にパリを旅行してるんだけど、その当時は3大美術館*1にすら行ってなくて、専ら写真美とか蚤の市に行っていたらしい。「この美術館よりルーヴルって大きいんでしょ?」と言われ、「うん、この何倍かあるよ」って言ったら「ルーヴルはいいや」だそうで。結局未だルーヴルを体験していない。

ウィンドーショッピングなどしながら歩きつつ、市庁舎そばまで来ていたので、お昼ご飯は2択:ユダヤ料理かフレンチなカフェ飯か。彼が選んだのはカフェ飯だったので、Les Philosophes(28, Rue Vieille du Temple, 75004)へ。鴨のコンフィを食べるつもりだったんだけど、ここのはコンフィをさらに軽くあげて、かなり濃い味の蜂蜜ソースで食べるので、ちょっと彼が食べたかったものとはずれてしまった。ごめんね。


食事の後はバスティーユ近くまで歩いて、またレコ屋。。。のはずだったんだけど、昨日うろ覚えのMに聞いたOCD.netはレコ屋じゃなくてCD&DVD屋でした。家族向け(子供向けアニメとか)のが多かったかな?我々は何も買わなかったけど、色んなものがありました。
BHVの荷物の重みが子泣きじじい状態になって来たので、いったんお部屋に帰って荷物を置くことに。


  
そろそろお土産も探し始めなくちゃね、ということで、暗くなってから百貨店エリアへ移動。まずはボンマルシェ、のはずが、まずはわたしの絵本を探しにボンマルシェそばのChantelivre(13, rue de Sèvres, 75006)へ。一番探していた本は無かったけど、集めているシリーズはコンプリート☆
その後プランタンが全面ティム・バートンのアリスとコラボをしていて、ショウウィンドーがめちゃめちゃ可愛いことになっていました!ウサギ〜♡♡♡店内の吹き抜けもアリス仕様(ちょっと無理してるショップもあるけど)になってて、可愛い店内でした。
因みにマカロンLADURÉEでもアリスの箱がこの春の季節品として2月から販売。すごい行列だったから写真は撮らなかったけど、お店のショウウィンドウも黒白のチェック模様基調で、いつものロココっぽいラデュレとはひと味違っていました。→アリスボックス紹介(PDF)で見て知ったけど、青リンゴ味のマカロンだったんだ〜並んででも買えば良かったかな?

お夕飯はスーパーでサラダを買って帰る。お互い歩き疲れすぎて、食後の後片付けもできぬまま気絶睡眠。

*1:ルーヴル、オルセー、ポンピドー