ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

星の王子さま展

松屋(銀座店)で開催中の、サン=テグジュペリの星の王子さま展に行ってきました。この間のリサガス展もだったけど、やっぱり混みすぎ…。とはいえ王子さまは絵本ではなく字本なので、リサガスほど子どもの数が多くなくて良かった。


今回の展覧会の見所は、まず希少な原画の展示であること(その中には、えほんミュージアム清里で新たに見つかった作品も含まれています)と、王子さまにインスピレーションを受けた現代作家の作品が展示されていることです。メモを取る余裕が無かったので作家名が全員分からないのですが、壁際に立って手を振ると、夜空の星が光るインスタレーションはなかなか綺麗でした。
サン=テグジュペリの手紙のほかにも、展覧会の終わりに翻訳者の内藤濯氏の留学時代の日記なども展示されていて、その几帳面で丁寧な字にびっくり。写真資料や映像資料もあって、王子さまもいいけど『夜間飛行』が読みたくなりました。初期段階の王子さまはわりと怒ったような顔をしていて最終稿の可愛さがなく、それもまた良い。

参考リンク→、みすず書房