ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

上司は愛嬌

今の会社で丁稚(アルバイト)を初めて早2ヶ月。仕事にも慣れ、同僚にも恵まれ、しかししっくりこない。その原因は社長である。うちは社長一人、契約社員一人、そしてわたし一人という3人所帯なのだけども、社長のその日の気分次第で一日の仕事が楽しかったり楽しくなかったりする。好きな職種の仕事をしているのだからできることなら楽しく仕事をしたい、と思っているわたしにとっては、これはしんどい。自分の配分で仕事が忙しいのは構わない。他人の都合、それも“気分”で仕事をつらく感じさせられる今の状況は、全く楽しくない。
「女手一つで数年会社をやってきた」という点は尊敬に値するが、しかしなぜ数年やっていて入社2ヶ月の契約社員とアルバイトしか働いていないのかを、彼女は考えたことがあるのだろうか。仕事は細かく、会議の資料も見易く作る(作っているのは社員だが)。その仕事ぶりは、対外的には好印象も与えるだろう(だからこそ会社として存続しているのだ)。でも中で働いていると、「表面だけ取り繕ってる」という実感が否めない。例えて言うなら“部屋は汚いのに化粧はばっちり”というか。とはいえ、それで仕事が回ってきて会社の経営が成り立つなら別にいいんだ、会社としてみるなら。でも中で働く方がからすると、外見と中身のギャップに嫌気がさしてしまうのだ。
この2ヶ月働いてきて、ど〜〜〜しても「このボスのために働こう」という気になれない。今までやってきたバイト先では、残業代が出なくたって「これを今日終わらせれば、○さんは明日出社してから楽だろう」と思えば、やっていた。でも彼女に対しては、そんなこと、一度も思ったことが無いの(やっておかないと社員の人が困るからやっていこう、というのはしょっちゅう)。いじめられてるわけでもないし、寧ろ気に入られている方だ思う。でも、彼女の為に働こう(=この会社のために働こう)とは思えないのだ。それはなぜなのかと考えたら、やっぱり社長の普段の言動のせいなんだろうと思う。気分がいいときは社員に優しく、機嫌が悪いときは小言を言う。機嫌が悪いならそれでいいけど、社員(=目下の人)に当たるなよ。小言で理不尽なことを言われているとは思わないが、しかし「ねぇそれ、今機嫌良かったら言ってないでしょ?」と言いたくなることがしばしば。障子の桟の埃状態。全て彼女の気分次第。世間のワンマン会社ってそんなもの?てかワンマンだからこそ、社長の人徳が問われるものなのでは?
人徳っていうと言い過ぎかもしれない、さて、なんだろう?と思っていたところ、sakoちゃんちでこの記事を読んで、あーそうか、うちの社長には愛想はあるけど愛嬌がないのか、と思いますた。そして今までわたしのまわりには愛嬌のない人がいなかったんだということを思い知り、さらには初めて愛嬌のない人に会ってさてどうしよう?と画策している、そんな日の日記。すいません、ちょこっと愚痴らせて。

労働基準法がよくわかる本

労働基準法がよくわかる本

 雇う側からの本だけど、これはちょっとおもしろそう。