ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

さよならパリのおうち

30日午前、引越し屋さんが来てあたしの11個のダンボールを持っていく。無事日本についてくれぃ。大事な大事な本や人形や食器たちも入っているのよ。

午後はずぅっと台所を中心に大掃除。普段から綺麗に使う努力はしつつも、それでも気付かないところに油は飛んでいるもので、なかなか大変だった。ゴミもたくさん(フランスはゴミの分別がおおざっぱなので助かる)。21時過ぎにMとBがオーヴンを引き取りに来たのだけど、一緒に近所のバーでいっぱい飲む暇もなくて、ごめんなさい。掃除掃除。


31日は14時にエタ・デ・リウなので、それまでダメだしのように掃除をする。掃除ってはまるとずっとやってしまうんだよね…。あたしのエタ・デ・リウが済んでから不動産屋と新入居者とのエタ・デ・リウ。その間にあたしはEDFフランステレコムに電話を掛けて解約&名義変更。EDFは普通10日前くらいに連絡しなくてはいけないのに、とても親切なテレコミュニケーターで良かった。

15時半ごろ全てが終了し、荷物を持って帰国までお世話になる人の家に行く。夕方ふらふら外出したあとに、敷金を返してもらう約束だったので大家さんの家に行って小切手を返してもらい、それから帰宅。はー疲れた〜。


○o パリであたしは2回引越しをして、最後に住んだ家が一番気に入っていたので、ほんとに寂しい(紹介してくれたKさんに感謝!)。交通の便もいいし、環境もいいし、家は広くて綺麗だし、音楽家OKの建物だったので時々色んな楽器の音が聞こえてきて気分転換にもなったし、うるさい住民もいなかったし、なにより大家さんがいい人だった。
パリでは今まで3件の家に住んで、あたしは大屋さんが嫌な人だったことは一度も無いんだけど、どうも他の人の話を聞くといやな大家というのもいるらしいので、その点でもラッキーだったのかもしれない。前の家で電気のショート、今の家でトイレの水漏れが、それぞれ一回ずつあったけど、どちらも大家さんがすぐに対応してくれてすぐに直ったので問題はなし。しかも前の大屋さんは毎月家賃を払うごとに食事やお茶に招待してくれたり、旅行をしたらちょっとしたお土産を買ってきてくれたりした。前の家は16区にあり、ここははっきり言って“死の地区”なので二度と住みたくないエリアではあるけど(とはいえギマールの家に住めるなら別だけど♪)、でもいい家だったなぁ。最後の家が一番気に入っていたし長く住みたかったけど、結果的に一番短い家になってしまった。もっと18区で遊びたかったよー。ぜひまた住みたい地区です。