ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

スタジオ選び

あたしはセルフ派ではないので必ずスタジオで施術してもらいます。セルフでやらないのは、単に自分の力が足りないことを自覚しているから。ピアッシングにはかなり力が要る(らしい)のですが、自覚するほど非力なので、巧くあけられずに痛い思いをし更に下手に細胞を傷つけるよりは、経験豊かな力のある人にやってもらったほうがいいなと思っています。自分で開けるとまた別な楽しみが生まれそうではあるのですが。


さて、日本ではピアッシング行為が違法なので*1、プロのピアッサーというのは書類上存在しないわけですが、昨今日本でもたくさんのピアッサーが育っているようです。セルフピアッシングから独自の道を開いた人、アメリカやイギリスで修行してきた人、様々です。
そんな様々なピアッサーたちがいるスタジオ、どうやって選べばよいのでしょうか?まずは手近なところで「既に空けた知人友人に紹介してもらう」。道行く素敵なコーディネイトの人に話しかけて聞くのも、また更にはネットの世界も広がっているのでそこで話題になっているスタジオに行くのも手です。まずこうして行こうかなと思えるスタジオのリストを作ります。


スタジオをいくつか選択したら、次に見学に行ってみるのが良いと思います。施術しないでただ見るというのはあまり歓迎されないかもしれないので、「今日は相談だけでもいいですか」とあらかじめ断っておくのが良いかもしれません。あける前に相談するのは普通のことです。生活習慣や職業などによってあけられる場所が決まってきますから、○○の状況だけど△△にあけて支障は無いか、と言うことは事前にきちんと相談されるべきことです。学生の人は就職してからのこともよく考慮に入れてあけましょう。


実際にスタジオに行って見るべきところは、まずなんといっても衛生管理です。ピアッサーの腕ももちろん大事ですが、いくら腕が良くても、衛生設備がきちんとしていないところでの施術は肝炎などの病気をもらう危険性があるので、絶対に避けます。手を洗ってから手袋をはめるまでにどこにも触れていないか、マーキングペンは客一人につき一本かどうか、ニードルなどの道具は滅菌パックからその都度出しているかどうか等々…。施術室が見えないようになっているスタジオであるなら、直接「衛生設備はどうなっていますか?」と聞くのも良いと思います。そこで上手く答えられないようならリストから外せばよいわけです。
こうして衛生的合格点のスタジオを見つけたら、施術してもらいます。あとは同じスタジオに通い続けるか、何箇所かであけてみて最終的にいちばんしっくりくるスタジオを選ぶかは自由です。スタジオごと、ピアッサーごとに個性があるのが当然なので、これを読んでくださっている方々が、自分に一番合うスタジオを見つけられることを願っています。病院は絶対お勧めしません。その理由は翌日。

*1:医者以外が他人の体に穴をあけてはいけないので。それでもピアッシング行為を合法的に行うためにピアッシングガンがあります。が、これを使うことには反対です。