ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

美術

Space for your future展

ここ最近行く機会の多くなった(=面白そうだと思う企画展が増えた)東京都現代美術館に、Space for your future アートとデザインの遺伝子を組み替える展(今月20日まで)を見に行ってきました。美手帳で特集されるなど評判の高さは前から聞いていたものの…

和モード 日本の女性、華やぎの装い展

ミッドタウン内サントリー美術館で14日まで開催の和モード 日本の女性、華やぎの装い展に会社帰りに行く。年末にお客さんから頂いたチケットだったんだけど、櫛がチケットにあしらわれていて「よくある櫛簪を集めた展覧会なのかなー」と思って行ったら、予想…

六本木クロッシング2007 未来への脈動展

六本木ヒルズ内森美術館で14日まで開催の六本木クロッシング2007 未来への脈動展に行ってきました。てっきり若手作家の展覧会だと思い込んでいたんだけど違って、昔からいる作家の中でも四谷シモンはちょっと異質でした。 この六本木クロッシングは、森美が2…

ムンク展

上野の国立西洋美術館で開催中のムンク展に行って来ました。あームンク良かった。ノルウェー語なんてできないよ〜と思って卒論でムンクを選ばなかったのが悔やまれるほど、やはりムンクをちゃんと見直したいなと思わせる展覧会でした。東京会場は1月6日まで…

The Jewels of TIFFANY 1837-2007展

東京都庭園美術館で2007年10月6日〜12月16日まで開催していた世界を魅了したティファニー The Jewels of TIFFANY 1837-2007展に行った備忘録。この展覧会はティファニーがやっている世界巡回展で、日本では東京のみということもあってか、9万人強の入館者数…

フィラデルフィア美術館展

12/24に終了したフィラデルフィア美術館展に行ってきました。前から気になっていたんだけど、なかなかチケットが手に入らなかった&行く時間がなかったことにより、結局こんなぎりぎりに。。。でも最終日前日にして30分待ちというのは、わりと空いてるほうだ…

北欧モダン デザイン&クラフト展

出張に出た時に宇都宮会場でも見ているんだけど、改めて第4会場*1のオペラシティへ北欧モダン デザイン&クラフト展訪問。ここ最近オペラシティでやる展示は靴を脱いでみるものが多かったんだけど、今回は無いですね。一応タイツに穴があいてないか確かめて…

鳥獣戯画がやってきた!展

はいはい、この秋最も楽しみにしていた展覧会のひとつ、鳥獣戯画がやってきた!国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌展を見てきました。あー楽しかった。癒されました。 世間的には連休なのに出勤しなくちゃいけなくて、だったらついでにサントリー美に行くぞ!と…

ヴェネツィア絵画のきらめき展

一ヶ月も前の展覧会の話ですが、せっかく「日本におけるイタリア年」なのでメモを残します。 ヴェネツィア絵画のきらめき 栄光のルネサンスから華麗なる18世紀へ展は2007年9月2日〜10月25日までの会期で、渋谷のBunkamuraにて開催されました。あたしが行った…

ベルト・モリゾ展

新宿の損保ジャパン東郷聖児美術館で開催中の、ベルト・モリゾ展に行ってきました。土曜日なのでまぁまぁ混んでる。しかしオルセー展でマネの描いた《菫の花束をつけたベルト・モリゾ》が日本に来たので(しかもポスターになって)、てっきりこのモリゾ展は…

展覧会のショウ・アップについて〜新美「Skin + Bones」vs森美「Coats!」〜

全然更新してない『にちようざっか』です、ごめんなさい。お仕事してると展覧会になかなか頻繁に行けなくなって嫌ですね。美術館の夜間開館は、週2日以上にするべきだと思う、その分午後から開館でもいいから。特に都心の美術館は是非そうして欲しい。あとも…

展覧会いろいろ

しばらく日記を書いていない間に行った展覧会の小さな覚書。○o ペルジーノ展@損保ジャパン東郷青児美術館→詳細 滅多に見られないペルジーノの板絵がまとめて見られる!という嬉しい企画の割にはお客さんの入りが少なかったような…もったいない。ウフィッツ…

ボーシャン&モーゼス展

先月末の話ですが、軽井沢に一泊旅行(お目当てはアウトレット)に行ったので、メルシャン軽井沢美術館にて、「生きる喜び 素朴絵画の世界 アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス」展を見学。モーゼス作品は損ジャ東郷青児美術館に行くと必ず見ていたし…

ヘンリー・ダーガー展

先週の話ですが、久々に原美術館に行ってヘンリーダーガー 少女たちの戦いの物語―夢の楽園を見てきました。アウトサイダーアートには明るくないので全くチェックしていなかった展覧会でしたが、品川散歩のコースに組み込まれていたので見学。楽しかったです…

マリア・カラス展

っていうよりもスワロフスキー展でした。13日までマリア・カラス 舞台を飾ったジュエル展 ―女神が愛したスワロフスキー―を、日本橋三越へ見に行きます。伝説のオペラ歌手マリア・カラスが舞台で身に着けていたスワロフスキージュエリーを展示する今回の展覧…

藤森建築と路上観察展

朝から森美の笑い展①(日本美術が笑う)と②(笑い展)に行く。二度目だが、展示替えをしているので楽しめる。川鍋暁斎の放屁合戦はやっぱりばかばかしくて面白い。 森美の次に向かったのはオペラシティ。赤瀬原平の「ニラハウス」の話から、そういえばオペラ…

イタリア版画展

5月6日まで上野の国立西洋美術館で開催中の、イタリア・ルネッサンスの版画展を見る。チューリッヒ工科大学のコレクションを中心に、自館所蔵品も参照作品として提示しながら丁寧に見せる渋い企画。GWの上野という混雑甚だしい中において、奇跡的にゆっくり…

星の王子さま展

松屋(銀座店)で開催中の、サン=テグジュペリの星の王子さま展に行ってきました。この間のリサガス展もだったけど、やっぱり混みすぎ…。とはいえ王子さまは絵本ではなく字本なので、リサガスほど子どもの数が多くなくて良かった。 今回の展覧会の見所は、…

志野と織部展

2007年2月20日から本日4月22日まで出光美術館で開催している志野と織部 風流なるうつわ展に行ってきました。国宝の志野茶碗・銘「卯花墻」が出品されていると聞いたので、頂いたチケットを持って出光へ。志野焼きとか織部焼きと一般に言われていますが、これ…

北斎の龍虎図

すみません、すっごい前の展覧会記録です。原宿のラフォーレ裏という好立地条件にもかかわらずいつも人のいない太田記念美術館で、ギメ東洋美術館所蔵・浮世絵名品展が開催されていたので、会期*1終了間際の土曜日に行って来ました。通常靴を脱いで上がる美…

リサガス展

美術品輸送会社の人にリサガス展@松屋銀座(音出ます、注意)の展覧会チケットをたくさん頂いたので、友達にも配りつつ、自分でも行く。ただし会期が短く(26日まで)、休日しか行けないので、休日出勤の日の午前中に行くことにした。 …休日の午前中なんか…

笑いの美術②

わー忙しくって前の記事から一ヶ月経っちゃった!!そんなわけで、森美術館での展覧会その2「笑い」展です。こちらも前回紹介の「日本美術が笑う」展同様、1月27日(土)から始まって5月6日(日)まで。こっちのセクションは現代アートに見る笑いなので、大…

笑いの美術①

森美術館で開催中の「笑い展」と「日本美術が笑う」を見る。頂いたのが2枚綴りのチケットだったので、別個の展覧会なのかと思っていたのだけど、中でつながっていました。個人的には日本美術のほうが面白かったし笑えました。というわけで、今回の記事は「日…

「等身大の約束」展

都現美で4月1日まで開催されている企画展MOTアニュアル2007 等身大の約束 From a World as Large as Life 展を、前回記事で書いた「中村宏 図画事件」展と一緒に見てきました。MOTアニュアルとは都現美が平成10年度から毎年開催している若手作家展であり、毎…

「中村宏 図画事件1953-2007」展

久々に美術図書館に用事があって現美に行く。土曜日も仕事だ〜やだな〜と思いつつも、前日に「現美行きますよ〜」と伝えた学芸員の方に会いがてらチケットを貰ったので(ご飯までごちそうになりまして、なんだか純粋にタカりに行ったかのようだ)、図書資料…

国立新美術館オープン

本日21日に、六本木の国立新美術館がオープンしました。 前日のレセプションは時間を区切って何回かに分けて行われたようで、一体何人の人が訪れたのだろうか(その間わたしは近所にある会社で地味に仕事してたよ…)。 館長に就任したのは林田英樹氏*1。杮落…

Bill VIOLA展

今月8日まで開催しているビル・ヴィオラ展@森美術館に行ってきました。毎回ぎりぎりになって行く癖は直したい2007年。 Bill VIOLA (1951-) 故ナムジュン・パイク(白南準 ペク・ナムジュン)の元でアシスタント経験を積み、現在おそらく最も知名度のあるヴ…

日本のおしゃれ展

新年明けましておめでとうございます。今年も「ふらんす*にちようざっか」を御贔屓に。 年始に馴染みの呉服屋さんからチケットを頂いたので、今月15日まで開催している日本のおしゃれ展 池田重子コレクション@松屋銀座・催事場に行ってきました。 池田重子…

メッサーシュミット

と言っても戦闘機ではありません。18世紀の彫刻家、フランツ・メッサーシュミット(Franz Xaver MESSERSCHMIDT, 1736-1783)のことです。 先日見た映画《クリムト》に彼の彫刻作品が何度も出てきていて(しかもクリムトが精神的に苦悩している場面に限って)…

仏像展②

仏像展、後半戦に行ってきました。後期のお宝仏のほうがレア度高いので流石に混んでいる。この仏像展、一日平均7500人・週末は1万人を超す入りだそうで、東博の国立美術館としての強みを感じる来館者数だ*1。それほどの集客力にも驚くが、それ以上に仏を見た…