ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

岡本太郎《午後の日》フィギュア

夫が仕事先からSMSで何度も「可愛いんだよ〜連れて帰りたいよ〜」と強請っていた岡本太郎の《午後の日》が、結局我が家に来ました。

ちょうど玄関の飾りをハロウィン仕様にしたので、その脇に置いてあげることに。


Nonちゃんといい犬の植木鉢といい、一癖以上ある可愛いキャラの岡本グッズですが、たしかにこれは夫が欲しがるのも分かるようなかわいさ。ほのぼのとして、見ているとついニコっと笑ってしまいます。


ちょうど手元に川崎市岡本太郎美術館発行の「岡本太郎のいる場所 TARO MAP 首都圏版」があるので、この《午後の日》が(青山のアトリエ以外で)居るところを探してみました。


なんとこの子、太郎さんの墓碑なんですね!

府中の多摩霊園で、お父さん(岡本一平:漫画家)とお母さん(岡本かの子歌人・小説家)の墓碑を頬杖付いてみる形で置かれているそうです。

あと、うちにあるフィギュアとはちょっと顔が違ってもう少し丸っこいフォルムになってるんだけど、ヴァリアシオンの《午後の日》が川崎の神奈川県立向の岡工業高等学校にもあるそうです。こちらはこの高校の創立20周年記念に設置されたらしい。


わたしが小さいころからよく知っていた太郎は、なんといっても青山子どもの城の《こどもの樹》。「人間はその数だけ、それぞれ、その姿のまま、誇らしくなければならない」という太郎さんの言葉がこのTARO MAPで《こどもの樹》部分で引用されているのですが、本当にその通りだなと思うし、小中学生の頃にこの太郎さんの言葉にはずいぶん勇気づけられたことがあったのを思い出しました。


岡本太郎って作品はよく見るんだけど、作品の制作経緯や設置場所などはよく知らなかったので「ほほー」という感じでした。今年の春先に東京国立近代美術館でやっていた岡本太郎展も良かったなぁ。開会式に行ったんだけど、内覧会とは思えない混んでて、太郎の人気を再確認したのを思い出しました。

久々に青山のアトリエにも行こうかしら。秋の行楽シーズンですしね!