ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

Transformation展

休日出勤の代わりに急遽休みになった8日。ちょうど旦那さんも出張あけでお休みだったので、一緒に東京都現代美術館へ「トランスフォーメーション」展を見に行ってきました。


メインビジュアルがマシュー・バーニーの《クレマスター3:ファイブ・ポインツ・オブ・フェローシップ》(2002 Collection of the Artist, Courtesy Gladstone Gallery, New York)。クレマスターは4だけ見てないんだけど、会場で行った時に上映していたのはこの3だった。。。残念。
でもやっぱり義足のアスリート、エミー・マランスは美しい。マランスの講演がこちらで聞けます。
グッゲンハイム美術館をひたすらクライミングしてフリーメーソンの神器を求めるストーリー。場所がモダンな場所なだけに、クレマスターシリーズのなかではとてもすっきりした仕上がりの作品だ。もっと2みたいなどろっとした物が見たかったんだけどなー。でも都現美の会場には3が一番合ってるのか。

ヤン・ファーブルの部屋、特に回廊風になってるところの展示はかっこ良かったな〜。ブロンズより蝋のほうが質感が好きだった。パリでこの人の芝居を見に行った時は、シュルレアリスティック??とよくわからないことの方が多かったのだけど、美術作品は好き。去年かな?森美術館で見た脳みそサーフィンの作品も良かったです。


展示第1発目の、パトリシア・ピッチニーニの赤ちゃん《新生児》は、ほんとに可愛かった〜♡奇形だから実際生まれたら怖いんだけど、造形で見ている分にはほんとに可愛い。安らかに睡眠中で、顔が安心しきった顔してて。たぶんロン・ミュエクと同じ素材を使ってるんだと思うけど、しっとり柔らかな感じ。くー触りたい!!


久しぶりに現代美術を見て楽しかった。ただやっぱり映像作品がね。。。多い。そして1本が長い。展覧会で見せる映像は11分が限度だと思ってるんだけど、それは個展の場合であって、こういう集合展の時は7分が限界じゃないかなー。とはいえ作家には作家の意図があって、どういう状況で観賞されるかは関係ない訳で、うーん難しい。