ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

フランスの琺瑯鍋


旦那さん共通の知人である某新聞社の方から、ノエルのプレゼントのように結婚祝いを頂きました(朝職場に行ったら足元に置いてあった)。


実はひとつも持っていないル・クルゼの食器。鍋は重すぎてフランスでも買うつもり無かったんだけど、「食器ならあってもいいかしら〜でも重いしオーブン料理しないし〜」と思っていたところ、旦那さんが「どうしても電子レンジ新しくしたい!」と言うので購入したところ、タイムリーにもル・クルゼ食器をいただいてしまったわけです。呼んじゃった??



早速なので旦那さんに南瓜グラタンを作ってもらいましたv
美味しかったの☆


さてル・クルゼ(Le Creuset)は、北フランスのAISNE(エーヌ)県、サン・カンタン市郊外の小さな町Fresnoy Le Grand(フレノワ・ル・グラン)にて、1925年創業した鋳物琺瑯のメーカーです。
1958年にはRaymond Loewy(レイモン(ド)・ローウィ。煙草ピースの鳩のデザインもこの人。)のデザインや、1973年にはイタリアの著名デザイナーEnzo Mari(エンツォ・マリ)のによるデザインの鍋を発表。カラフルな商品展開でコレクター意識をくすぐるメーカーです。ローウィのCoquelle(コケル)がなんか変てこな掃除機みたいなごつさで有名ですが、この人のフライパン(妙に柄が長い)が気になる。。。

◆ル・クルセWeb→lecreuset.com



似たような調理鍋といえば、アルザスStaub(ストーブ)。フランスにいるときはカラフルなル・クルゼに対して無骨な黒のストーブ、という印象だったんだけど、以外にカラーバリエーションがあって驚きました。ヴィタミンカラーというコンセプトで、もやーんとした柔らかで曖昧なカラーのル・クルゼに比べて明快な色彩が多い。
また、ク・クルゼがモダンデザインっぽさを重視したロゴなのに対して、ストーブはアルザス地方の鳥コウノトリが描かれていて伝統的。とは言え創設者はフランシス・ストーブ氏で、歴史はそんなに古くなく1974年から。現在はドイツのZWILLING社のグループに入っています(生産はフランスらしい)。
◆ストーブWeb→staub.fr