藤森建築と路上観察展
朝から森美の笑い展①(日本美術が笑う)と②(笑い展)に行く。二度目だが、展示替えをしているので楽しめる。川鍋暁斎の放屁合戦はやっぱりばかばかしくて面白い。
森美の次に向かったのはオペラシティ。赤瀬原平の「ニラハウス」の話から、そういえばオペラシティで藤森建築展やってるじゃない!ってなって、急遽藤森建築と路上観察展に行くことに。展覧会はしご。歩きやすいミュールはいてて良かった〜。こちらの展覧会は4月1日に始まったもので、会期は7月1日まで。第10回ヴェネツィアビエンナーレで展示したものの、凱旋帰国展になる。
もともと建築史家であった藤森氏だが、44歳で建築家デビュー。赤瀬川原平らと路上観察団を結成して面白写真を撮り続けてもいる。自分の卒業設計まで展示するのはどうなの、という突っ込みどころもあったが、しかしまるでナウシカの世界のような自然がむき出しの建築はなかなか面白く、展覧会としても楽しめるものだった。アイルランド旅行中に見たノース(Knowth)を思い出させる原始性だ。苔玉の中とか住んだら楽しいかも〜。
設計モノのほかに、路上観察団の取ったスライドショーが、藤森設計の室のなかで行われていて、つい全部見てしまった。なんか居心地いいんだもん。ちょっと真面目になった「ザ・スライドshow」みたいな感じ。この滑り台の写真が一番面白かったかな。ジャンプ台かってくらいのスリリングさが良い。
靴を脱いで見学する部分があるので、これから行く人は穴の開いていない靴下を履こう。(01-05-2007)