ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

国立新美術館オープン

本日21日に、六本木の国立新美術館がオープンしました。
前日のレセプションは時間を区切って何回かに分けて行われたようで、一体何人の人が訪れたのだろうか(その間わたしは近所にある会社で地味に仕事してたよ…)。


館長に就任したのは林田英樹氏*1。杮落としの企画展は「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」と、文化庁メディア芸術祭の記念イベント「日本の表現力」


この国立新美術館は、上野にある西美や東博のように自館コレクションがあるわけではない、いわゆる“箱物”美術館。比較的大掛かりな企画展も開催されるが、特に話題になっているのは、日展をはじめとする都美術館で開催されていた団体展がいっせいに六本木に移動することだ。上野だけでなく新宿の損ジャで開催されてきたDOMANI明日展(文化庁による在外研修作家展)もこちらに会場を移すとかいう噂も聞きましたが、さてどうなるんだろう?DOMANI自体は文化庁の制度で留学した作家の発表展なんだから、国立美術館でやるのが筋と言えば筋なのかもしれないが、損ジャで丸10年やってきてようやく根付いてきたかなっていうものを移動させるのは、多少もったいない気もする。
▽関連記事→上野から六本木へ「芸術」の大移動asahi.comの記事)



数年前の東近美のリニューアルでクイーンアリスが参画したように、今回も集客を見込んだミュージアムレストランとして、ブラッスリー・ポール・ボキューズが選ばれた。ランチはプリフィクスで1,800円、ディナーでもアラカルトで予算3,500円と、かなり親切価格。ブラッスリー以外にも3店舗軽食が採れる場所があるようで、一日がかりで行くのが楽しそう。金曜日の仕事帰りにでも行けたらいいな〜(夜間開館日は金曜日です)。
ところで写真で見る限り、カフェテリア・カレの椅子はA.ヤコブセンのありんこチェア、カフェ・コキーユのはK.サルトのアイスチェアのようだけど、そうなのかな?全部フリッツ・ハンセンで揃えてるの?


▼自主企画展・共催展:10時〜18時(入館は17時30分まで)
           会期中の毎週金曜日は20時まで(入館は19時30分まで)

▼公募展:10時〜18時(入館は17時30分まで)

▼休館日:毎週火曜日(祝日又は休日に当たる場合は開館し、翌日休館)
     年末年始(12月29日〜1月3日)

*1:文化庁宮内庁にてお勤めしていた人で、美術史プロパーの人じゃないのね