ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

フランスの焼き物*ベッシュドルフ

前回更新から一ヶ月近く経ってしまった…その間仏像展@東博とか行ってるのですが、取り急ぎ焼き物編を終わらせます。前回同様、下北沢にあったEtienneという焼き物屋さんが10月15日をもって閉店してしまったので、その直前に駆け込みでお買い物した焼き物をご紹介。今回は自分用に購入したベッシュドルフ Betschdorf の焼き物です。

可〜愛い〜vもう見た瞬間、ウサギもの大好き!なので、迷わず買ってしまいました。3匹セット販売だったので、一匹は友達にあげて、残りの2匹がうちの人形サークル(サイドボードがミニチュア動物人形ゾーンになっているのです)の仲間入りです。


前回のスフレンハイムと違って、同じアルザス地方の焼き物ながらベッシュドルフはあまり説明されたサイトが無いみたい。オークションサイトのイーベイばかりが引っかかってしまう。
参考画像(c.イーベイ)→
ここの焼き物の特徴は、なんと言っても青灰色の素地に濃い青色の色釉。普段なら、あたしの中ではうちにある香蘭社のばかデカい花瓶と同じくらい好きでは無い感じなんだけど、このウサちゃんたちは茶色でガラス質の強い釉が塗られています。ガラス質過多なので、まるで鏡のような艶。青釉を施したベッシュドルフらしいウサちゃんもいたんだけど、なんとなく鍋島のバッタモンみたいな気がしたので止めました(鍋島のウサギの形の皿もいつか欲しい〜)。

正確にはここの焼き物は、陶器でも磁器でもなく碑器。この地での作陶始まりは18世紀にまでさかのぼり、焼成温度は1250℃以上とのこと。そのため磁器の硬さと陶器の柔らかさが融合した焼き物が完成するようです。ベッシュドルフについて調べたい方はwww.betschdorf.comが便利でした。