ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

JOYEUX NOEL!

クリスマスおめでとー☆
というわけで、ノエル当日。この時期にフランスにいるのは初めてなので、せっかくだからとミサに行く。つまんなかったら抜け出せるようにと、地元の小さな教会ではなくサクレ・クール寺院へ。案の定観光客がいっぱいいて堅苦しい雰囲気はなかったけど、しかしその分ざわざわしていて敬虔な雰囲気は味わえなかった。サクレ・クールはノートル・ダムと違って写真撮影禁止の教会なんだけど、フォトジェニックな内部なのでどうしても写真を撮ってしまう人がいる。それを注意する係員がいるんだけど、それもまたミサ中には邪魔。『キリエ・エレイソン』のコーラスは綺麗だったけど、(当たり前ながら)ミサとは説教を聞きに行くものなので、殆どフランス語のヒアリングのために行ったような感じ。とは言えヨハネ福音書の冒頭を生声で聞けたのは嬉しかったな。あんな歌うように唱えるんだーと感心した。

今日は日本でいう元旦のようなものなので、殆どの店が閉まる。ミサを聖体拝領終了後に抜けて、年中無休のジャックマール=アンドレ美術館に移動、ダヴィッド展と常設展を見る。最近ルーヴル美術館でジロデ展に行ったので(明日書きます)、それと比較しつつ見られたのでなかなか楽しめた。ブリュッセルの王立美術館が持っている《マラーの死》が来ていたんだけど、いやはや圧巻。初めて生で見たよ。陰の付け方とかが何か特徴的で、つい見入ってしまう。見学後はサロン・ド・テに寄ってからシャン=ゼリゼを散歩して帰宅。