ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

シネマテーク Re-Open

一時閉館していたCinémathèque Françaiseシネマテーク・フランセーズが、本日リニューアルオープンしました。
映画館でもあり、同時に映画の歴史博物館でもあるこの建物は、以前はシャイヨー宮にあったのですが、1997年のシャイヨー宮の火災により強制移転。移転先のBercyの建築はFrank O. Gehry(フランク・O.ゲーリー;ビルバオグッゲンハイム美術館なども建てています)が設計。元々はHenri Lnglois(アンリ・ラングロワ)氏の個人コレクションを展示するために、1936年9月2日に建てられた施設でした。
中には映写室が4つあり(キャパはトータルでおよそ700席)、他に博物館としての常設展示室、企画展示室、コンフェランス用の会議室、図書館、レストラン、BiFi(Bibliotheque du Film)が複合されています。

リニューアルオープンの企画展示は"Renoir/Renoir(ルノワール/ルノワール)"。印象派の画家として有名なPierre-Auguste Renoirと、その息子で、しっとりとリアルな映画を撮ったJean Renoirの親子展示です。オルセー美術館がこの企画展示に協力しており、32点のルノワール作品(絵画)と38本のルノワール作品(映画)とを並べて展示しているとのこと。ルノワールの絵は特に好きでもないのですが、ちょっと行ってみようかなーという気になっています。ルノワール映画も1本か2本?しか見たこと無いですし、いい機会かも。

住所は 51, rue de Bercy(パリ12区)。シネマテーク・フランセーズのリンクは→のアンテナに入っています。