ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

国民選挙

本日(29日)EU憲法批准のための国民選挙が行われ、Oui(賛成)45%、Non(反対)55%という結果に終わりました。一国でも反対が出ると通らない憲法だったらしく、そもそもオランダのマジョリティーが反対を表明していたので通らない気はしていましたが、フランスはなんだかんだ言って最後は賛成派かなと思っていたので、ちょっとびっくりです。EUの中心国であるフランスが反対…さて、今後のEU運営にどう関わるのかなー。

反対派のポスターで、アンドレ・マルローの言葉「L'esclave dit oui. L'homme livere dit NON.(奴隷は賛成と言う。しかし自由な人間は反対と言う。)」というのが使われていたのが印象的でした。マルローの文脈はこんなんじゃないんだろうけど、でも意義を唱えられるというのは確かに自由の証なんだよなぁ、と。今回のConstitution europeenneでNonと言うことがどんな影響を及ぼすのか分かりませんが。