ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

労働時間

こちらの記事を読んで
フランスの労働時間は現在確かに法律上35時間/週なわけですが、実際働いている友人に聞くと、大体36−39時間(つまり毎日1−4時間の残業)をしている人が殆どです(それが本記事内の“最近は企業の要求などに応じる形で時間外労働の認定を柔軟にするなど「週39時間」が可能となっていたが”にあたるわけですね)。でもって、その毎日の残業分を一月でひとまとめにして有給1日とし、それを土日とくっつけて連休にして小ヴァカンスのようにしてる人が多いようです。この国の社会人たちが何でこんなしょっちゅう旅行に行けるのかと思っていたら、そういうカラクリだったんですね。夏と冬のヴァカンスは必ずあるし、うらやましい話です。

しかしちょっと待て。もしも仮に週35時間労働を守っているとすると、週5日、一日7時間労働ということ。10時から17時の営業時間は、国際社会の社会人としては短すぎないか?そういえば子供の小学校のお迎え時間(16時〜17時が一般的)に普通に帰ってきているお父さんの多いことったら…。17時代の地下鉄は帰宅ラッシュだわ、そういえば。
ワーキングホリデーで来て働いていた日本人の子情報によると、17時閉店の場合16時半には店のブラインド閉めて一日の集計始めるらしいし、そりゃ労働時間延長化への動きにNonって言う人が77%なのも分かる気がします。ああフランスっぽい。

何のために働くのか(労働そのものが目的 or 生活を楽しくする手段としての労働)という件に関して日本とフランスは対極にある気がしますし、個人的には日本人は働きすぎだなぁとも思うのですが、しかし一方でフランス人働かな過ぎな気もします。効率悪いしね。効率よく働いてくれさえするなら、この国の人たちが週何時間働こうとどうでもいいです、ほんとにもう(涙)。