壁崩壊15周年

1989年のベルリンの壁崩壊から15年が経ちました。今日11月9日はその記念日なのですが、1938年の同じ日に、ナチスによるユダヤ人襲撃事件“水晶の夜（クリスタルナハト）”が起きているため、大規模な式典は控えるようです。（参照リンク→クリスタルナハト）
壁が崩壊したとはいえ未だドイツは分裂しているとの見方もあり、また、フランスとドイツ国境の町で墓石にハーケンクロイツが描かれるなどの事件も最近頻繁に起きており、まだまだドイツの政治的・思想的統合は実現していないのかもしれません。もっともネオ・ナチの台頭はヨーロッパ全体の問題でもありますが。
現在シュプレー河沿いに残る1,3kmの壁は、East Side Galleryとして壁に絵を描かれたオープンギャラリーとして展示されています。（参照リンク→ベルリンの壁サイト）