ふらんす*にちようざっかblog

美術とフランスにまつわる雑話。でも最近は子育てネタばかり。

美術

ルソーの見た夢、ルソーに見る夢展

10月7日から今月10日まで世田谷美術館で開催中の「ルソーの見た夢、ルソーに見る夢」展を見てきました。世田谷美術館は最寄り駅が最寄ってないので*1行くまでに面倒くさい〜と思ってしまうのだけど、行って見るとそれなりに毎回満足する美術館。今回の展覧会…

スーパーエッシャー展

11月11日から始まった(来年1月13日まで)「スーパーエッシャー展 ある特異な版画家の軌跡」を見てきました。エッシャーは過去何度もいろんな媒体で見ているし、今更なぁ〜という気もしていたのですが、関係者にチケットをいただいたので行くか…と行ってみた…

大エルミタージュ美術館展

12月24日まで東京都美術館で開催されている「大エルミタージュ美術館展」を見てきました。レセプションには仕事の都合で行けなかったので(行った友人達が山口智子と写真撮ったのを見せてもらって、こぴっと羨ましかった)、普通の日に。いやはや、混んでた…

仏像展①

11月7日までの会期だった、京都・宝菩提院願徳寺の《菩薩半跏像(伝如意輪観音)》を見に、東京国立博物館で開催中の「仏像 一木にこめられた祈り」展を見に行ってきました。とはいえわたしの最大のお目当ては宝誌和尚立像(京都・西往寺)。ロラン・バルト…

フランスの焼き物*ベッシュドルフ

前回更新から一ヶ月近く経ってしまった…その間仏像展@東博とか行ってるのですが、取り急ぎ焼き物編を終わらせます。前回同様、下北沢にあったEtienneという焼き物屋さんが10月15日をもって閉店してしまったので、その直前に駆け込みでお買い物した焼き物を…

フランスの焼き物*スフレンハイム

下北沢にあったEtienneという焼き物屋さんが、10月15日をもって閉店してしまいました。下北に行った時はたいてい寄って眺めていたお店だけに残念です。あたしは個人的には海外の田舎風の素朴な焼き物は好きではないのだけど、こういう素朴な風合いの似合う友…

日韓現代漆芸展

現在「NHK日曜美術館30年展」を開催している藝大美術館で、同時開催中の無料展示「Japan&Korea 漆 arts exhibition 日本・韓国 現代漆芸作家による漆芸の現在」展を見に行く。陶磁器を英語でchinaと言いうのに対し、漆器のことはjapanと言う*1。では間の韓…

風神雷神図屏風

10月1日までの会期だった「国宝 風神雷神図屏風 ―宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と創造―」展を見に、最終日前日に出光美術館へ行ってきました。個人的に、こんなに混んでる出光は初めてです…どうしたんろう、やっぱり66年ぶりに風神雷神図屏風が揃うってこ…

ウィーン美術アカデミー名品展

今年4月山口から始まり、三重、新潟を巡回してきた「ウィーン美術アカデミー名品展」が損保ジャパン東郷青児美術館で9月16日から始まりました。そのレセプションが14日と15日の2日間あったのですが、先の方に行ってきました。後日の方が美術関係者が多いよと…

ベルギー王立美術館展

今日から上野の国立西洋美術館で始まる「ベルギー王立美術館展」のレセプションに行ってきました。西美のレセプションは初めて行きました。警備の都合上なのか、レセプションパーティー中に(お偉いさんの話を聞かずに)絵を鑑賞するということが出来なくて…

クリーブランド美術館展

9日から森美術館にて始まった「クリーブランド美術館展 女性美の肖像」のレセプションに行ってきました。森美のレセプションは初めてだったんだけど、他の館に比べて段違いにゴージャスでした。お料理も美味しかった。普通はケーキとかサンドイッチだけなん…

アフリカリミックス展

5月末から開催されていた森美術館の「多様化するアフリカの現代美術 アフリカリミックス」展を見てきた。事前にアップしようと思っていたのにできなかった…今日が最終日。森美術館のいいところは、火曜日以外は22時閉館という点(火曜は17時)。仕事帰りに行…

混沌展

終わってしまいましたが、青山スパイラルガーデンで開催されていた、京都造形芸術大学の混沌から躍り出る星たち 2006展に、会社帰りに立ち寄った。毎年開催されているもので、今年は第6回目(企画・運営が大学内のアートプロデュース学科に移ってからは、今…

ガレとドーム兄弟展

渋谷の東急Bunkamuraで開催されている「エミール・ガレとドーム兄弟」展に行ってきた。フランスのガラス作家たちではあるが、今回はエルミタージュ美術館の所蔵という事で、ちょっと面白いものが見られるだろうかと思っていったのだが…うーん、個人的には12/…

若冲と江戸絵画展その2

昨日に引き続き東京国立博物館での「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」展の話。展示作品109点*1中17点を占める若冲作品についてです。各種作品の画像については公式ブログのカテゴリ「出展作品情報」をご覧ください。カラー作品の凄さで有名な若冲だけ…

若冲と江戸絵画展その1

東京国立博物館で開催中のプライスコレクション「若冲と江戸絵画」展に行ってきた。金曜日は夜間開館の日なので夕方から。早めに行って本館や東洋館も見ようと思っていたのに、企画展に引きつけられて結局平成館から出られず。この前の「最澄と天台」展の時…

ユペール写真展

東京都写真美術館で開催中の「イザベル・ユペール Woman of Many Faces」展と、あわせて無料上映しているユペール映画祭、今日はミヒャエル・ハネケ監督作《ピアニスト》を見てきました。わたしの大好きなフランス女優ナンバーワン☆なユペール写真展、楽しか…

キュレーターズ・チョイス展

フランス語検定の二次試験が終わってから、東京都写真美術館で最終日前日の「キュレーターズ・チョイス」展を見る。美術館の展示というのは学芸員が企画し配置を考えて出来上がっているのだという基本的なことを思い出させる構成だったと思う。それぞれの学…

カルティエコレクション展

ミュエクの巨大な女性が印象的なポスターだった、カルティエ財団のコレクション展@東京都現代美術館に、最終日に行ってきました。コレクション展自体には特別興味があったわけではなく、午後からの講演会に行きたくて現美に行ったんだけど、最終日の混み具…

シャガール展

千葉県佐倉の川村記念美術館にて《マルク・シャガール、ラ・フォンテーヌの『寓話』》展を最終日に見学。シャガールのこの『寓話』への挿絵はよく出品されるので見る機会が多いものだけど、今回は手彩色のものを中心に、その他の作家の手による『寓話』挿絵…

ロダン・カリエール展

3月7日から始まっていて、6月4日の終了間際に急いで行ってきた展覧会。ロダン美術館やシュトゥットガルトの美術館からの借り出しもあったが、基本的には西洋美術館の所蔵品で賄っていた展覧会。どうもこれはパリに巡回するらしいですね。このレベルで巡回か……

内なるこども展

4月14日から6月18日まで愛知県の豊田市美術館で開催されていた「内なるこども」展へ、学会参加ついでに行ってきました。豊田市美術館の建物自体も見てみたかったのでナイスタイミング。ポスターは、アラーキーの60年代の写真《さっちんとマー坊》シリーズの…

コルヴィッツ展

町田市立国際版画美術館で開催されていた「ケーテ・コルヴィッツ・レトロスペクティヴ 版画・素描・彫刻 -平和な世界へ祈りを込めて」展(2006年4月15日〜6月11日)に行ってきました。前回レヴューを書いた「バルラハ」展と幾重にもリンクしているので、両方…

バルラハ展

藝大美術館で開催されている「ドイツ表現主義の彫刻家 エルンスト・バルラハ」展(2006年4月12月25日〜5月28日)に行ってきました。日本におけるドイツ年が終わりに近づき(って言っても何月を区切りとするのか良くわかってないのですが)、その最後を飾る展…

La Nuit des musées

上記と同じくRMNサイトで見つけた情報。5月20日に第2回「美術の夜」が開かれます。第1回は去年だったそうなのですが、そんなのやってたっけ…?? このイベントに参加している美術館は、夜通し開いてるわけではなくて夜24時とか25時とかまで開いていて、基本…

オランジュリー!

フランスを離れてからRMNのサイトを見なくなっていたのだけど、久々に覗いたところ、なんとオランジュリーが5月17日から開くそうじゃないですか!知らなかったー。現在グランパレで開催中のルソー展がいつまでなのかなーと思って調べてよかった(因みにルソ…

人間の未来へ展

水戸芸術館で開催されていた「人間の未来へ ダークサイドからの逃走」展(2006年2月2月25日〜5月7日)に行ってきた。水戸芸には実は今まで行った事が無くて(と告白したら院生室でものすごく驚かれてしまった)、ちょうどナクトウェイの講演会に合わせて行く…

ルオーとローランサン展

松下電工汐留ミュージアムで始まった「ルオーとローランサン パリの踊り子たち」展(2006年4月29日〜7月9日)の内覧会に行ってきた。この美術館は留学中に出来ていたようで、「一度見ておきなさいよ」と教授に招待状を貰ったので初めて行ってきたんだけど、…

私のいる場所展

東京都写真美術館で開催していた「私のいる場所 新進作家展vol.4 ゼロ年代の写真論 Absolutely Private : On photography from 2000 to the present 」展(2006年3月11日〜4月23日)に行ってきた。たまたま恵比寿で乗り換える用事があって、でも2時間ほど時…

鷹野隆大「イン・マイ・ルーム」展

NADiffで開催していた鷹野隆大「イン・マイ・ルーム」展(2006年3月17日〜4月23日)に行ってきた。第31回木村伊兵衛写真賞受賞者である彼の写真は、セクシャリティを根幹テーマとしている。女装の男性であったり、男性の「脱ぐ」行為、それを上下半分に割っ…